2023年に開催されるWBCの日本代表選手にメジャーリーガーのラーズ・ヌートバー選手(カージナルス所属)が選ばれました。
WBCといえば野球ファンの方のみならず楽しみにされてる方も多いと思いますが
「ヌートバー?誰?」「ヌートバーなぜ?」
と思った方もいますよね。
かくいう私もそうでした。
そこで今回はヌートバー選手について、「なぜ選ばれた?」を中心に進めてまいりたいと思います。
最後までお読みくださいね。
Contents
ヌートバーなぜ日本代表(侍ジャパン)に?その理由は?
ラーズ・ヌートバー選手はなぜ日本代表選手に選ばれたのでしょうか?
当然「出場資格の条件に当てはまったから」なんですが理由が気になりますね。
主な理由として5点あげてみました。
①出場資格が緩い?
WBCの各代表チームへの出場資格は、以下の条件のうちいずれかに該当していることです。
- その国の国籍を持っている
- その国の永住資格を持っている
- その国で生まれている
- 親のどちらかが、その国の国籍を持っている
- 親のどちらかが、その国で生まれている
- その国の国籍または、パスポートの取得資格がある
- 過去WBC大会で、その国の出場枠に登録されたことがある
国籍や出身地に関しての条件が比較的緩く、アメリカ生まれのヌートバー選手も条件に当てはまりました。
ヌートバー選手は母親が日本人なので、上記④に該当したのだと思われます。
②グローバル化
WBCの開催目的に「本格的なMLBの世界進出(グローバル化戦略)によるMLB拡大と野球マーケットの拡大、それに伴う収益の拡大」があります。
2000年代初頭からメキシコや日本などアメリカ以外でMLB開幕戦を開催するなどをしてきたのもうなずけますね。
世界に野球の魅力を広めることが目的の一つなんでしょう。
この開催目的にあるグローバル化というのも、今回日本代表選手を選ぶ時に、栗山監督の頭にあったのかもしれません。
実際、2023年のWBC日本代表の栗山監督ヌートバー選手の選出についてはグローバル化と明言しています。
栗山監督は昨年12月、日系選手の選出について「これからの野球発展のためにももっとグローバルな形に。魂は一緒」と語った。
③ヌートバーの成績
ラーズ・ヌートバー選手は2021年にメジャー昇格した選手です。
ヌートバー選手の2022年シーズン成績は打率.228、本塁打14、打点40でした。
ずば抜けて優秀な成績とは言えないですが出塁率は.340あり、1番バッターとして非常に優れています。
代表に選出される理由として、成績面からも文句はないでしょう。
④メジャー選手としての経験
WBC出場チームにはメジャーの選手が多く選出されています。
ヌートバー選手はメジャー2年目とはいえ、数々のメジャーリーグのピッチャーと対戦経験があり、日本代表にとって大きな力になりそうです。
ヌートバー選手のメジャー経験は、侍ジャパンにとってプラスになるでしょうね。
⑤ヌートバーはムードメーカー
ヌートバー選手はカージナルスではムードメーカー的存在です。
ペッパーミルを挽くパフォーマンスも有名で、WBCでも披露するかもしれませんね。
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また、栗山監督も
直接交渉したヌートバーの人柄については「表情だったり、直接話したら、100%全員が好きになる、そんな愛すべき人柄だし、魂を持った選手」
と話しています。
本拠地セントルイスの地元メディアなどによれば、ベンチでは常に大声を出してナインを鼓舞するムードメーカー。ミスをしても決して下を向くことなく、気持ちの切り替えが早いタイプだ。
明るい性格のラーズ・ヌートバー選手は、チームのベテラン選手からも可愛がられているそうで、日本の選手たちともすぐに打ち解けられそうですね。
以上の5点が、ヌートバー選手選出の大きな理由ではないでしょうか。
ヌートバーの国籍や出身地は?
ヌートバー選手の生まれはカリフォルニア州ロサンゼルス郡で、国籍はアメリカです。
なぜ日本にゆかりがあるのか調べてみると、お母さんが埼玉県出身の日本人であることがわかりました。
ヌートバーの家族構成
父のチャーリーはオランダ系アメリカ人で、お母さんが榎田久美子(えのきだ くみこ)さんという日本人。
なので、ヌートバー選手はハーフということになりますね。
日系二世で日本名は榎田達治(えのきだ たつじ)というようです。
家族構成は父・母・兄・姉の5人家族です。とても仲良さそうな家族ですね!
日本でのプレーや経験・日本人との交流は?
ヌートバー選手の家族は、2006年に行われた日米親善高校野球大会では日本代表選手として訪れた船橋悠選手や塩澤佑太選手をホームステイで受け入れています。
田中将大選手やハンカチ王子として話題になった斎藤佑樹選手とも写真を撮ったという過去も。
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少年時代から日本選手と交流があったため、夢は「WBCで日本代表入り」となっていったようですね。
Dreams do come true 🥰
Lars Nootbaar talks with @sarina about when he got the call to play for #TeamJapan in the @WBCBaseball! pic.twitter.com/RzatQMc6CY
— Bally Sports (@BallySports) February 2, 2023
まとめ
ヌートバー選手は、日本語は普段それほど話さないようで、現在はお母さんと共に『君が代』を練習中だそうです。
日本人のチームメイトにも解け込んで、侍ジャパンとしての活躍を期待しています。
WBCが楽しみです!