北朝鮮の第3代指導者・金正恩氏の後継者として候補に上がっているのが、金正恩の実の妹・金与正(キム・ヨジョン)氏です。
金正恩氏から絶大な信頼を受け、外交にも同行するなど公の場にも姿を現していた金与正ですが、夫や子供はいるのでしょうか?
金与正氏の夫は、北朝鮮ナンバー2の崔竜海の息子・チェ・ソング氏といった声もあるようですがどうなのでしょうか?
今回は、金与正の夫や子供について詳しく紹介しています。
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金正恩が後継者に妹・金与正を指名?
金与正(キム・ヨジョン)は、金正恩の妹であり、故・金正日総書記の実の娘。
これまであまりメディアにでることはありませんでしたが、2018年冬季に開催された平昌オリンピックで公の場に登場し、一気に注目が集まりました。
2018年6月にシンガポールで開催された史上初の米朝首脳会談では金正恩に同行し、正恩氏のサポートに徹する様子が印象的でした。
金正日も実の妹・金与正には絶大な信頼を置いており、軍の幹部にも「私の後継者は金与正だ」と発言している程。
金正恩氏の健康状態が不安視される中、時期後継者として金与正氏に注目が集まっています。
金与正が時期後継者となると気になるのは夫やその家族ですが、金与正の夫はどんな方なのでしょうか?
金与正の夫(旦那)は?
金与正の夫については、詳しい情報が少ないのが現状です。
2014年頃から「金与正が結婚したのでは?」といった噂が出ていたようですが、2015年1月頃に公開された写真で左手の薬指に指輪をしていたことから、金与正が結婚していたことが判明しました。
このことから、金与正が結婚したのは2015年以前であることが判明しています。
金与正の夫(旦那)は崔竜海の息子・チェソング?
結婚相手については当時、金正恩の側近の一人、崔龍海(チェリョンヘ)の息子・チェソングではないかと噂されていました。
崔龍海(チェリョンヘ)は金正恩の側近で、北朝鮮のナンバー2とも言われています。
その崔龍海の息子が結婚相手ではないかと噂されていましたが、その後否定説も出ています。
金与正氏が2015年初め頃までに結婚していたことは、左手薬指にリングをはめた写真などからも明らかだ。
相手については一時、金正恩氏の最側近のひとり、崔龍海(チェ・リョンヘ)党副委員長の息子であると噂されたが、これは情報筋の間で早々に否定された。
そもそも、崔氏は素行の悪さで知られた人物だ。いくら大物幹部だからといって、金正恩氏が大事な妹をそんなところに嫁にやるとは思えなかった。
実の妹の結婚には、必ず正恩氏の同意が必要でしょう。
実の妹の夫に権力者の息子が来るのを嫌ったのではないでしょうか?
金与正の夫(旦那)は一般家庭出身?
金与正氏の夫は、一般家庭出身だと言われています。
脱北者で平壌中枢の人事情報に精通する北朝鮮戦略情報センター代表の李潤傑(イ・ユンゴル)氏によると、
金与正氏の夫の名前は「ウ・インハク」というそうだ。
漢字で書くと、たぶん「禹仁学」あるいは「宇仁学」になると思われる。もしかしたら「ハク」は「学」でなく「鶴」かもしれない。
1986年に黄海北道(ファンヘブクト)麟山(リンサン)郡で生まれたとされるウ・インハク氏は、中学校卒業時には党組織指導部により幹部候補生にリストアップされるほどの秀才だったらしい。
金日成総合大学を卒業後は金日成社会主義青年同盟で建設部門の幹部となり、その後は護衛総局の軍人となったそうだ。
現在は「党組織指導部に在籍していると推測される」と、李代表は述べている。
引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180216-00081655/
と報じられており、
名前は「ウ・インハク」で一般家庭出身。
中学卒業時には党の幹部候補にリストアップされるほどの秀才だった。
金与正と同じ、金日成総合大学を卒業。
現在は北朝鮮労働党の組織指導部に在籍していると推測されている。
ことが判明しました。
北朝鮮のエリート大学・金日成総合大学を卒業されているので、秀才であったことは間違いないようです。
父親は中堅または下級官吏ではないかと言われており、家柄があるようではないようです。
年齢等は明らかになっておりませんが、大学か党に所属してから出会ったと思われます。
金与正氏との結婚を最終的に許可したのは金正恩氏であることはまず間違いないとも言われています。
金正恩氏からも信頼されている人物なのでしょう。
金与正と夫(旦那)に子供はいる?
金与正は、2015年3月に金正恩の部隊視察に同行した際にかなりお腹が膨らんでいたようで、この頃から妊娠説も流れていたようです。
金与正と夫には、2人の子供がいると言われています。
金与正の子供①第一子
金与正は、2015年に第一子を出産したと言われています。
情報当局は金与正副部長が2015年に第1子を出産したとみている。
金与正副部長の夫は労働党下級官吏の家庭出身で、金与正副部長とは金日成総合大学の同窓として知られている。
脱北者団体の北朝鮮戦略情報サービスセンターは「夫は金日成大学出身のウ・インハクという人物」と主張している。
2020年現在で、年齢は5歳でしょうか。
残念ながら子供についての情報は少なく、子供の性別や名前・写真については一切非公表のようです。
金与正の子供②第二子
また2018年3月末〜4月初めに第2子を出産したと報じられています。
北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党中央委第1副部長が4・27板門店(パンムンジョム)宣言前の3月末または4月初めに第2子を出産したという報道があった。
対北朝鮮消息筋は「平昌(ピョンチャン)を訪問した当時は肉眼では分かりにくかったが、妊娠8カ月程度と把握された」と伝えた。
金副部長が平昌オリンピック五輪出席ために訪韓した2月9日には妊娠8カ月の状態であり、先月27日の南北首脳会談の前に出産したということだ。
引用:https://s.japanese.joins.com/JArticle/241435?sectcode=500&servcode=500
2018年に平昌オリンピック出席の為、訪韓した時には既に妊娠8ヶ月だったと言われています。
たしかにジャケットを羽織っていますが、少しふっくらしているようですね。
2018年春には第2子を出産しているようですが、第2子についても子供の性別や名前・写真については一切明かされていません。
金与正の性格は冷酷で怖い?
「ほほえみ外交」と言われる通り、笑顔がかわいらしく清楚な金与正氏は、北朝鮮のイメージ戦略にも大きな役割を担っていると言われています。
ですが、実際の性格は実は意外と冷酷で怖いといった声も。
お嬢様育ちで小さい頃は勉強もできて頭も良かったそうですが、生意気でわがままだったという情報も。
人によって態度が変わったり、韓国側にいきなり暴言を吐いたりと、心の底が読めない不気味さも持ち合わせています。
金正恩氏の健康面が心配されていますが、次期後継者として今後金与正氏が台頭してくるのは間違いないでしょう。
金与正のプロフィール
- 名前:金与正(キム・ヨジョン)
- 生年月日:1988年9月26日
- 出身:北朝鮮・平壌
- 学歴:金日成総合大学
- 政党:朝鮮労働党
幼い頃は金正恩と共に偽名を使って、スイス・ベルンの国際学校で英語やドイツ語、フランス語を学んでいたそうです。
北朝鮮のエリート大学・金日成総合大学を卒業後は、北朝鮮の真の権力中枢機関とも言われる朝鮮労働党・組織指導部に所属。
その後2014年に初めて北朝鮮メディアで報じられ「朝鮮労働党中央委員会の責任幹部」と紹介されたようです。
2015年頃に結婚しており、子供は2人いると見られている。
金正恩氏から絶大な信頼を受けており、後継者の有力候補として名が上がっている。
【まとめ】金与正の夫は一般家庭出身の党幹部?
金与正氏の夫は謎に包まれているようですが、現段階では金日成総合大学を卒業し、北朝鮮労働党に在籍する人物が有力なようです。
今後、金与正氏が跡継ぎとなると、夫も権力を強めてくるかも知れませんね。
今後の北朝鮮の情勢や、金与正の動向が気になります。